#邪馬台国論争批判

2021年元旦のNHK番組「邪馬台国サミット」を見た。最近の邪馬台国論争を象徴するような内容で全くの期待外れ。

中国の三国志研究が専門の早大の渡邉教授は一里は約400mとしているが、対馬から一海を渡る千余里壹岐国に至るという倭人伝の記述からも明らかなように対馬から壹岐までの距離は70~80kmで一里は70~80mである。このように学者の先生が間違いを改めようとしないために議論が一向に進展しない。

畿内纏向遺跡を紹介して箸墓古墳、ついで吉野ケ里遺跡の映像が出て、邪馬台国がどこであったのか あいまいで何ら新しいものはない。

私事ながら最近『倭人伝の新解釈 新邪馬台国論』を出版した。NHKはもっと最近の議論をとりあげて番組を作って頂きたい。